完徹した朝は、いつも少しセンチメンタル。
軽い疲労から少し回転の鈍くなった頭で考える。
昨晩の終電を越えるころ、私はなんて言ってたっけ。
「マジで!?完徹しちゃう?ちょー久し振りだよー!(だよーだよーだよー)」←リフレイン
あの無駄な元気はどこへ行ったのだろう。
友達と駅で別れ、気だるい動作で電車の座席に座りながら、
こんなときふと思い出す言葉がある。
小2の時の通知表に先生が書いた私についてのコメント、
「
少しお調子者なところがあります」というフレーズを。
あれから、もうすっかり大人になった私。
完徹はやっぱり身体にキツイみたい。
もうそろそろ卒業かな。
ううん、泣いてなんかない。
卒業式で泣かないと冷たい人と言われそうだけどいいの。
だって、朝日が目にしみただけだから。